2005/9/22(木) さよなら蒸留所・Royal LochnagからEdinburghへ |
09:35 B&B出発 09:43 Balvenie & Kininvie Distillery到着 10:00 Glenfiddich Distillery到着 11:40 Allt a' Bhaine Distillery到着 11:50 The Glenlivet Distillery到着 13:30 The Glenlivet Distillery 13:40 Braeval Distillery(Braes of Glenlivet)到着 14:30 Royal Lochnagar Distillery到着 16:00 Royal Lochnagar Distillery出発 19:00 Tailors Hall Hotel Edinburgh Grassmarket Hotel到着 19:30 NCPパーキング着 実はこの日の行動をメモした紙を紛失してしまいちょっと記憶があいまいです。デジカメの流れに沿って記憶を呼び戻しながら書いてみたいと思います。この日は少しゆっくり目で起きました。シャワーを浴びて朝食を食べにおりたのが8:30。アメリカ人のご夫人がお二人ちょうど食事を終えられる頃でした。ウィスキー関連の本を手元の置いていたら仕事できたのかとか聞かれました。よーく考えればアメリカからの方が、日本からよりもイギリスには近いんですよね。でもその割にはあんまりスコットランドでアメリカ人には会わなかった様な気がします。イギリスから分かれた?国ですのでもっとたくさんおいでよ!今日でこのB&Bともお別れです。その前にまた一つ日本へ荷物を送ります。朝早くから(とは言っても9:00の始業まで待っていましたが)ありがとうございます。結局送料だけで£129.5(17.5kg)+£90(10kg)+£90(10kg)=£309.5≒60000円!?掛かりすぎやんか。もう一回こっちに来れるくらいの金額が、かかってしまいました。次は何か良い方法を考えよう。さて今日はのメインは、最近私の最も好きなRoyal Lochnagar Distilleryに行く事です。ツアーが15:30が最終なのでそれまでに到着するように動きます。 B&Bをでて8分、そこはもうGlenfiddich Distilleryの手前です。丁度今は創業していないConvalmore Distilleryの前を通った直後に蒸留所らしきものが遠くに見えました。でも看板が見つかりません。中に進んでいくと背の高いウェアハウスが見つかりました。ここも一箇所に非常にたくさんの墫を保存しているようです。もしかしたら・・・と思い元の道に戻りもう少しだけ進むとありました!念願かってBalvenie Distilleryの看板です。しかも&Kininvie Distilleryとなっています。同じ敷地に建っているんですね。そういえば一昨日行ったGlenlossieとMannochmoreも同一敷地内にありました。蒸留器だけを増やすのは難しいのから?それともブランド名を増やした方がいいのかしら?いろんな疑問は沸いてきます。2つ分を示す看板の割には、すごく控えめな看板でした。永年の謎だったBalvenie Distilleryもちらっと見る事が出来て良かった。 Glenfiddich Distilleryには10:00頃到着しました。前回は見学ツアーには参加しませんでしたが、後でボトリングも見学できると知って悔しがったので今回は参加するつもりで来ました。ツアーもタイミングよくスタート出来ました。マッシュタンは中が見やすいように一部がガラス張りになっています。ウォッシュバックもたくさんありました。さすがは世界一の蒸留所です。うおー、泡が上まで来ている!ちょっと匂いがきつかった。その後は見学用ウェアハウスへ入ります。でかーい薄型TVを見てお金をかけてるなーと変な所で関心しました。シェリー樽熟成のものや長期熟成の墫の香りを直接を嗅げるチャンスもありました。他の人は普通にクンクン嗅いでいましたが、Pengoは昨日見学したBalmenach Distilleryで息を少し吹きかけるとすごく香りが出てくるのを知っていました。フーッとすると良い香りが来ます。あまーい感じでした。いい経験です。また、倉庫を出る前にマリッジタンというものを教えてくれました。いわゆるSingleMalt(Glenfiddich18年とか)も同じ蒸留所で蒸留されたいくつかの墫を混ぜ合わせて、味が均等になるようにブレンダーが調整して出荷するのですが、それを混ぜ合わせる方法って今まで知りませんでした。現在ではおそらく使っていないのでしょうが、そのマリッジタンの実物を見れて嬉しかったです。続いてはボトリング工場です。なんでもボトルを洗う水もウィスキーの味に影響するという事で自前で詰めているそうです。そんなもんかね?でも、そのこだわりは決してマイナスにはならないと思います。ボトルはまるでビール工場のように流れていきます。面白かった(^^♪ツアーの最後には試飲もありましたが、基本的には一杯だけしか飲めません。でもPengoは買おうかどうしようか迷っている物があったので、お願いしてもう一杯飲ませていただきました。今回はPen妻の勤務先へBalvenieのミニボトルをお土産で買って来てとのリクエストがあったので、ビジターセンターへちょこっと買いに行きます。あった!ミニボトルを数本買います。あまーいフィデックのリキュールも買いたいのですが、今日のメインの蒸留所で買う予定のウィスキーのためにそれは我慢します。 グレンフィデックを満喫して、次はThe Glenlivet Distilleryを目指します。途中にあるAllt a' Bhaine Distilleryにも立ち寄りましょう。ダフタウンを抜けてB9009を南に下りて行きます。Allt a' Bhaine Distilleryは道沿いにあってすぐに判ります。非常にシンプルな作りで近代的な感じがします。お役所のような感じの建物で、蒸留所らしくない蒸留所でした。そういえばここにもウェアハウスは見当たりませんでした。シーバスはいろんな所にでっかいウェアハウス持っているのでそっちで熟成させているんでしょうね。さて、グレンリベットはスペイサイドでも南の方にあり、スペイサイドの中心であるダフタウンからはかなり遠くになります。カーブを抜けると遠くに看板がぽっと出てきます。ようやくキター!という感じです。蒸留所へ行く途中にグレンリベット小学校の標識もありました。すごい所にあるな。駐車場の横にビジターセンターがあります。入るとカウンターがあるのでそこでツアーの申し込みをします。ツアー開始までしばらくあるのでショップを見ています。セラーコレクションや何やかんやとたくさんのボトルが販売されています。でももう持てなくなって来たのでミニボトルで我慢することにしました。ツアー開始の呼び出しがありスタートします。全部で3人です。もちろん日本人はPengoだけです。最初の所に行くと6ヶ国語で解説文章が書いてありますが日本語がありません。何でないの?と質問したら日本人はあんまり来ないからとの回答。そうなんだ。日本のどこのBarにでもあるウィスキーなんで、もっと見学者が多いと思っていただけに意外です。フィデックやスペイサイドクーパレッジにでさえ日本語解説があったのにね。やっぱり最初に言ったとおり、遠いのがネックになって来ないのかな。蒸留所ツアーは、通常のツアー同様一通りの施設を見て最後に試飲をさせてもらいます。ここでも1杯だけです。Scotlandのほとんどの蒸留所の試飲は一杯でしたね。山崎蒸留所も試飲場での時間制限アリ(短い)だった。唯一NIKKAは余市も宮城も時間・量共に制限なしだった。この差はなんでしょうね。いえ、別に飲ませろーと言っている訳ではありません(^^♪ここで印象的だったのはウェアハウスの扉に書かれていた言葉「Time is the Master of Perfection・・・」です。全くその通りですよね。 リベットを後にしてBraeval Distilleryへ向かいます。B9009からさらに細いしかも舗装されていない道を進んで行き、ちょこっと曲がった所にポツンと建っている蒸留所です。さっき行ったAllt a' Bhaine同様にシンプルな作りでした。さぁ、今日のメインディッシュのRoyal Lochnagar Distilleryへレッツゴー!と出だしは元気だったのですが、ここからロッホナガーへ行く道は恐ろしい道でした。A939を走って行き途中でB976へ入ります。最初は順調なんですが、しばらく行くと急に天気が悪くなってきます。確かにScotlandでは天気の変化は珍しい事ではありませんが、普段の優しい雨と違って叩きつけるような雨が降ってきました。すごい音です。それにこの道は峠越えの道です。日本みたいに親切な道に作ってくれていません。途中急に道が狭くなったりうねった道になったりで大変でした。さらにはゆっくりゆっくり走る車もあります。道が悪い&ちょっと見通しが悪いなどで抜けない事も多かったです。何よりも死にそうになった事。峠の頂上付近まで急な上り坂を登ってきたところ、その頂上らしき場所で当然ながら道が下りに変わりました。でもその角度ときたら尋常でない角度です。イメージ的にはスキーの上級者コースのてっぺんに立ったような感じでした。そう、足元がみえないの(T_T)スキーなら覚悟を決めてから降りはじめられますが、車は走っています。当然急に落ちていきます。Pengoがゆっくり走っているはずが無いので驚いてしまいました。死ぬかもと思いました。だってオートマ車でシフト1でおりてもまだ加速しすぎる道なんて作らないでよね。ハワイのサドルロードをさらに悪路にした道でした。そんな峠を越えて、それでもまだ悪路を走っていると頭の上からものすごい爆音が聞こえてきます。キュイーーーーーーーーン、てな感じで駆け抜けていきます。なんだ?と思ってよく見るとUFO?ではなくて戦闘機でした。そりゃぁ、驚くわな^_^;いきなり戦闘機の爆音なんて^_^;走りながらだったので巧く撮る事が出来ませんでしたが、遠くに小さく戦闘機が写っています。超拡大しないと何がなんだか判りませんので希望者はコメントに書いてくださいね(^^♪ 死にそうな思いをしながらようやくRoyal Lochnagar Distilleryの標識が立っているところを曲がりました。なのに突き当りにはお城のような門と警備員が。あれっ?また間違えたのかな?警備員に近づくと腰には拳銃が。あら警察官なのね。蒸留所を聞くと向こうだよとのこと。特に何もなくて良かった。The Glenlivetを出て1時間、ようやく到着しました。わーい(#^.^#)喜び勇んでビジターセンターへ向かいますが非常に静かです。中に入ると女性が2人。ツアーへ参加したい事と言うと、今は蒸留はしていないけど良いか聞かれました。もちろんOKです。スタートまではしばらく時間が余ってしまいました。待っている間にまたもやショップを見て回ります(どこでもこのパターンですね)。この蒸留所は本当にバリエーションが少なくオフィシャルは2種類だけ。判りやすく言うと安いのと高いのです^_^;ボトラーズでもあまり出ておりません。UDV系なのでレアモルトシリーズで2種類(年数違い)くらいでていますが、一応それもオフィシャルになるのかな?とにかくあまり種類のない蒸留所です。それに味もさっぱりしているので比較的飲み易いかと思います。ですので蒸留所限定品とかないのかなと、かなり期待して行ったのですが残念ながらありませんでした。一通り見るのに時間はそんなに掛かりません。廊下のような所に出ると昔のボトルがディスプレイされています。おー、珍しいボトルがたくさんだ。あれ売ってくれないかなー、でも高いんだろうななどと考えていました。立って歩くのにも疲れたので隣の部屋に入って本を読もうとしたら、丁度ツアーが終わって試飲中のお客さんが何人かいました。従業員らしきおっちゃんが楽しそうに話しています。Pengoは外へ出て深呼吸をします。蒸留所特有の甘い香りは動いていないのでしませんでしたが美味しい空気です。再度中に戻ると試飲のお客さんは少なくなっていました。疲れているので座って本を読んでいて良いか聞くとNoProblemとの事。一人ではなれて読んでいると、お客さんを送り出したさっきのおっちゃんが寄って来ました。酒くさー(Pengoも同じかも)。で読んでいる本を見て、俺はミニボトルのコレクターだと言い出しました。写真を見ながらこれはもっている持っていないなどと話してきました。へー、日本語の文字はわからないんだろうけどボトルに写真ならわかるものね。少し本を見せていると、俺も見せてあげるとのこと。なんだろうと思って付いて行くと手には「WhiskyMagazine」が。何だ?なんだろうと思っていると、ここ見てと言われる。あれっ?この写真って・・・このおっちゃんじゃないの!写真入で載っている!しかも毎号・・・なんとこのおっちゃん、ただ者ではなかったのでした(#^.^#)collectors_cornerのMr.JohnRoseでした。おっちゃんはそのWhiskyMagazineの自分のページにサインをしてくれその本をくれました。気前良いー!袋まで付けてくれて本当にありがとうね。とっても嬉しかったです。やっと時間となりましたが、今回のガイドさんは別のおばちゃんでした。今回はかなり多くて、中近東風の人達と一緒でした。操業していない事もあって静かな見学ツアーでした。場内の写真も撮ってはいけないとの事です。結局ここでは普通のボトルを3本とミニボトルを数本買い込みました。大好きな銘柄の蒸留所でおもしろいおっちゃんと出会えて楽しかったです。 丁度時間は16:00です。ロッホナガーのあるBallaterからEdinburghまでは距離にして180kmもあります。少し早いのですが蒸留所めぐりはこのくらいにしてエジンバラに向かう事にしました。おそらくはこの辺りからはきちんと整備されている道がほとんどかとは思ったのですが、なんせ大変な山道ばかりを越えてきていたのでちょっとだけ慎重になってしまいました。パースまでのA93(100kmくらい)はやっぱり田舎道でした。でもそれほど危険がある道ではなく比較的走りやすかったです。さすがはローランドですね。パースはやっぱり都会でそこそこ車も多かったです。街並みも美しかったです。Perthから先はM90に乗っかります。走る走る高速道路です。びゅんびゅん追い越していきました。移動式のオービスらしき車も途中には止まっていてドキッとした事もありましたが順調に車は走ります。ForthBridgeにたどり着いたのは18:00頃です。橋を渡れると思って喜んでデジカメをスタンバイしていましたが、ForthBridgeって正式にはForth Railway Bridgeで電車専用なんですね(T_T)車は隣のForth Lord Bridgeを走ります。この辺りから少しづつ車の流れが悪くなってきました。さすがに都会のEdinburgh。Scotlandへ来て初めての渋滞です。のろのろ運転で時間をとられながら市内へ入ってきます。さて、ここからは悲劇の始まりでした。車動かないなーとか思いながら運転していましたが、街の真ん中に入ってくると詳細な地図を持ってないので自分がどこにいるのか分からなくなってしまいました。たぶんこの辺だろうと思って走っているのですが全然判りません。同じ所をぐるぐると回っています。ホテルはEdinburgh城の近くなのできっとお城は市内のどこからでも見えるだろうと思って甘く考えていました。お城が見えない・・・せめてプリンシーズSt(今度は間違えませんでした)まで出ればなんとかなるんかけどな。しかも今回のレンタカーでは、ガソリンを補充しなくても良い契約をしていたのでギリギリしか入れていませんでした。つまりもうガソリンが入っていないのです。ガソリンマークも点灯しています。日も暮れてきました。えーん、Pengoは今どこにいるの?誰か助けてーってな気分です。泣きそうになりながら(ちょっと泣いていたかも)郵便配達のお兄ちゃんにガイドブックの地図を見せて場所を教えてもらうと、そこはもうちょっと行けばEdinburgh城へ行けそうな所。多分このまま右に曲がれば城の方向のはず・・・えい!あっ見えた(T_T)うれしー。今日のホテルはTailors Hall Hotel Edinburgh。ここの評判はあまりよくなかったのですが、他のホテルに比べて安かったので決めました。週末は1階の人気のパブで深夜まで騒々しいなどの書込みが多かったのですがそれもまぁ良いかと思いました。ところが・・・フロントへ行くと部屋がないとの事(T_T)えーん、死にそうな思いでたどり着いたのに・・・オーバーブッキングは人生初体験でした。また面倒な交渉しないといけないのかと思いましたが、別のホテルを確保してくれているとの事。もう寝る所さえあればどこでもいいや的な気分になって、地図に書いてもらい移動しました。新しいホテルはGrassmarket Hotelです。結構暗かったのですがイメージ的にはワシントンホテルかそれ以下という感じでした。オーバーブッキングで来たのよと話すと聞いてます、大変でしたねと声を掛けてくれました。こんな時に優しくされると嬉しいですね。部屋は2階でした。しかもダブルの部屋に通してくれました。グレードアップはオーバーブッキングの醍醐味ですね。久しぶりに広い広い部屋で寝る事が出来ます。とりあえずシャワーを浴びて一息つきました。トイレのドアはきちんと閉まりませんでしたが、比較的室内は清潔でした。ただし、ドアが少し薄いような気がしてちょっと不安でした。おっと車を目の前に停めたままだった。ここから少し離れた契約駐車場へ停めに行かなくてはなりません。でも前のHotelよりは断然駐車場に近くなっています。怪我の巧妙かしら? 駐車場に着いたのが19:30。今日はお腹も空いてしまいました。最後の夜だしやっぱりパブよね。ここGrassmarketはパブやレストランなどが固まってあります。一通り見て回りましたが、どのお店も結構人が一杯です。Pengoはその中でLAST DROPというパブに入りました。ここももちろん一杯です。街中のPUBに夜入るのってもしかして今回が始めてかも(^^♪カウンターで、食事したいことを告げると、どこかに座れと言われました。どっかないかなーと店内を探すと奥のほうに空いているテーブルが。本当はカウンターで飲みたかったのですが食事なので仕方ないです。やってきたお兄さんにサーモン料理ないか聞いたのですが、ないとつれない返事。それではとハギスを頼みもちろんビールはギネスです。最後の夜に乾杯!出てきたハギスは3色に分かれていました。左がハギスで後は野菜でした。それをつまみにちびちびとビールを3杯ほど頂きました。その後はモルトを何杯か飲みました。種類はあまり多くありません。ストラスアイラとマッカランと後はなんだっけ?とにかく気分を味わって最後の夜を堪能しました。ただ、少しお腹が物足りなかったのでホテルへ帰る途中のコンビニでサーモンとサンドイッチを買って帰りました。このサンドイッチ、実はピリカラチキンで辛い物が苦手なPengoは苦労しながら食べました。サーモンは・・・日本に比べてもかなり安かったので嬉しかったです。結局この日ホテルに帰ったのは21:00を過ぎていました。あとはTVを見ながらごろごろして荷物の整理をしました。明日はもう帰らないといけないもんね。 |
by pengopengo
| 2005-11-08 01:00
| 200509スコットランド一人旅
|
<< 2005/9/23(金)25(... | 2005/9/21(水) Sp... >> |